未来の言葉のこれからについて

 とある方にお送りする文章を書いている途中です。

 それに関連することでもあるけれど、最近『未来の言葉』のこれからについて考える機会がいくつかありました。

 自分の本だから気恥ずかしい(というほど軽い気持ちではないけれど、近い感情)のも今まではあったけれど、世瞬舎の看板書籍なのだからきちんと扱っていかなければ、という気持ちは先日書いたとおりです。


 おもえばこの本に関わってきてほぼほぼ、丸二年ほどになります。WEBサイトに連載小説として投稿したのが2019年の夏でした。そこから紆余曲折と、筆を折ってしまいたいというポーズも本気も含めていろいろあり、気づけばこの本がいつも自分のすぐそばにあります。


 諸事情により一か月ほど自宅ではない物件で一人暮らししているのですが、やはりこの部屋にも『未来の言葉』は持ってきています。

 もう少々時が経てば、本を手にしてから丸一年にもなり、それが十回つづけば十年になります。それほど単調で簡単な道ではないのはわかりきっているけれど。しかし、その未来の明るさへの想像ほど、僕に生きる力をくれるものはありません。はたしてほんとうに、2180年までこの本は歩いていけるでしょうか。


 その道筋を整理して、いろんな場所に旅をさせて、この本をあたらしい人たちに引き合わせる助力が、世瞬舎という出版社としての仕事ではないか、と最近は考えています。

世瞬舎 Seishun-Sha

2020年に開設したちいさな出版社です。文芸書籍中心に制作、販売を行っています。名前の由来は「永遠と瞬間」。

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