【アーカイブ】『未来の言葉』特設ページ

※こちらはHP整備に伴い過去のページを記事として再掲したものです。


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2020年、夏。 ⇔ 2180年、8月31日。

十七才の夏、ここに、わたしという点がある

「僕、夢を見てたんだ」

「夢?」

「うん、二人の子どもが、夜の丘でね、日記を読んでるんだ」





 十七才の未羅(みら)と理葉(ことは)が、2020年の夏と2180年の未来を行き来する、ちょっとふしぎな物語。

 全7章あり、それぞれの章で主役は移り変わったり、もどったりします。

 きっと、欠片を集めるような体験になると思うのです。

 散らばった欠片のひとつひとつに目を向けてみても、ご自分なりの形をつくってみてもかまいません。

 読み進めていくうち、いくつもの広がりを感じられるはずです。


 


 第1章『未来の言葉』

 夏休み、学校のプールに制服のまま飛び込んだ未羅と理葉。

 二人の身体は一瞬でいくつもの時を超え、そしてもどってきます。

 水面から顔を上げたそのとき、二人の身体は、同じようでどこかちがう、自分たちと瓜二つの未来から転生したナノマシン「ブラックカプセル」の『9』と『0』に変わっていました。



 第2章『夏の子どもたち』

 2020年のこの世界にも徐々になじんできた『9』と『0』。

『夏の子ども』に書かれたことをなぞりながら、はじめての友達と夏休みを駆けていきます。


 


 第3章『羽根の降る町、棺の村』

 物語の先端は、2172年の未来へと一気に飛びます。

 新聞配りの少年ピートと、羽根の棺に包まれて現れた少女ハルの物語。


(この先は、ぜひ本を手に取って、たしかめてみてください!)



時空を超えた、人間の身体を超えた果てしない旅路。




町中の不用品をかき集めて、手作りのタイムマシンをつくったり。




「あたしわかったの。言葉は人が人に伝えるもの、そしてね……」




わたしはいつか、ここに生まれて

 そして今、ここにわたしがいる







いくつもの「わたしたち」の旅を、ぜひ見届けてほしいです。

 物語はここに、透明な窓を開けて、広がっています。


未来の言葉 
Words of future









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世瞬舎 Seishun-Sha

2020年に開設したちいさな出版社です。文芸書籍中心に制作、販売を行っています。名前の由来は「永遠と瞬間」。

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